目次
過去の計画
いつかは登ってみたいと思っていた日本百名山の日光白根山だったので、過去ブログにてスケジュールを調べていました。
今回は、ちょっと距離がある
ココがポイント
「金精峠登山口」からのコース
を選んでみました。
というのは、週一トレーニングにて、毎週10km程度はハイキングトレランをしていたので、高低差の事を考えると、4時間程度の10kmコースという事でスケジュールを考えていました。
この甘い考えが、後に心が折れそうになる原因となるのですが、最初に結論を述べさせていただきますと、このコースは、
ココに注意
健脚じゃないと時間のかかるコース
と思っていた方が無難です。
金精峠登山口駐車場
平日月曜日10時に金精峠登山口駐車場に到着しましたが、工事エリアが駐車場の半分を使用しており、残り半分の車で10台程度の駐車エリアは、平日にも関わらず満車でした。
自分は、バイクで行ったので何とか端に駐車することができました。こういう時はバイクは良いですね。
さっと着替えて(バイクジャケットを脱ぐだけ)登山準備完了し、登り始めたのが、10時20分になりました。
この時点では、暑いくらいの直射日光で天候には恵まれていました。
金精山(移動距離累計約1Km)で心が折れそうになる
金精山登山口からちょっと行くと登りが続きます。
梯子(はしご)がかかっていたり、ロープがあったりと、既に普通の山道ではないなって理解できました。
20分ほど登って行くと、金精峠に出てきました。
ここからの景色からは、男体山も見えて湯ノ湖も見えて、遠くに中禅寺湖も見えて・・・絶景です。
天候も良かったので、まだまだ心が折れるまではいきませんが・・・。
ここから、金精山までが足場も悪く急斜面で注意が必要でした。
ココに注意
金精山までの距離1km程度に1時間
を要しました。
1kmの距離なので、いくら登りとは言え、30分もあれば十分だと思っていましたが、既に、標高2000mを越える高山での距離は、いつも低山で遊んでいるレベルとは違う事を思い知らされました。
金精山(こんせいざん)2244m登頂しました!
金精山からも、よーく男体山や湯ノ湖などが絶景でした。
景色が絶景だけに、もー白根山登んなくていっかなーって気持ちにもなるくらい疲れました。
初めての山だし、神経的にも疲れたのだと思います。
五色山(移動距離累計約2.2Km)からの五色沼(約3.7Km)
金精山から五色山までの約1.2kmも、金精山から下りがあり、そこから登りになりました。
五色山に到着すると、目の前には、大きな白根山と、下を見ればきれいな五色沼が見えました。
この景色を見ればテンション上がりますねー♪
ただ、この2.2Kmの片道で疲れちゃっているので、目の前の白根山登るのがちょっとおっくうになりました。
さらに、白根山に登るには、五色山を下山しなければならないというお土産付です。
下山も石ころの細い下山道に注意しながら降りて行けば、五色沼に出られました。
ちょっと水を触ってみましたが、10度くらいでしょうかね。温くはなかったです。
五色沼は下で見るより上から見たほうがきれいに見えますね。
ちょっと休んでから、五色沼から登りになります弥陀ヶ池(4.2Km)に向かいました。
弥陀ヶ池は、そんなに大きくはないですね。それほど水も綺麗という訳ではありませんでした。
白根山から下山や登山をする時の休憩場所としては、ほっとする場所かもしれません。
日光白根山登山(登山距離800m、移動距離累計約5Km)
弥陀ヶ池から見る白根山は、途方もない距離を登って行くような感覚になります。
しかし、登山口看板を見ると、
さらに詳しく
白根山頂0.8kmの看板
がありました。意外と距離ないじゃん!!
って感じで元気がでました。
しかし、既に午後1時を回っており、自分がこれから登ろうとする登山口からは、下山してくる人はいても、登る人がいませんでした。
めっちゃ不安に駆られながらも800mなら何とか行けるんじゃない!ってことで登山する事にしました。
石ころゴロゴロで登りずらい道です!
更に、ガスがモヤモヤと出始めています!更に不安が増しました(笑)
800mという距離なのに、永遠に到着できないような山に見えてきました。
山頂に近くなると、大きな石がゴロゴロになってきました。周りに人が居なかったので自分からの落石させる注意は無かったですが、人が居たとすれば、本当に注意しないと危険な場所ですね。
山頂約50m手前になると、更にガスがモヤモヤとなり、足場も悪く、ちょっと恐怖にかられます。
景色が良かったらそんな恐怖も吹っ飛ぶのかもしれませんが、これはこれで良い経験をしたのかもしれません。
さすがにエネルギー不足を感じたので、持って行ったエナジージェルを飲んで休憩しました。
日光白根山(2,578m)山頂
日光白根山(にっこうしらねさん)は、栃木県日光市と群馬県利根郡片品村の境界にある標高2,578mの山。
日光火山群の北西端にある活火山で、西方への溶岩流の上に主峰・奥白根(おくしらね)などの溶岩ドームが形成されている。深田久弥の日本百名山の一つで、火山噴火予知連絡会によって火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山に選定されている。日本国内では北関東以北で最高峰の山である。(引用:Wiki)
自分も、白根山と言えば、群馬の白根山を思い出しますが、この白根山は区別するために、日光白根山というらしいですね。
山頂らしき場所に到着すると、相変わらずガスがモヤモヤとなっていて景色が全く見えませんでした。
さらに詳しく
頂上とは書いてありますが、白根山の頂上!?
この辺になると登山者の方が数名いて、ちょっと安心しました。
更に奥の方に行くと、奥白根神社という看板がありました。
凹んだところを登って行くと、小さな祠がありました。
奥白根神社
これが、奥白根神社!?のようです。
ここから更に凹んだところを奥へと行きました。
看板あったけど、何が書いているのか読めません。
日光白根山から下山し五色沼避難小屋(移動距離累計約6.1Km)
やっとまともに見える看板を見つけました。
帰るルートとして、五色沼・避難小屋方面に行きました。
日光白根山頂をウロウロしていたので、数百メートルはあるったと思いますから、この看板から、避難小屋までは、700m程度だと思います。
細い石ころゴロゴロの山道ですが、そんなに危険な個所は無かったと記憶しています。
ガスッてはいましたが、たまに五色沼が顔を出していました。
下山するとスグに看板がありました。
この下山途中で女性2人組が居て同じ方向なので、ちょっとだけ心強かったのですが、ちょっとだけ話をすると、菅沼方面に帰ると言う。
当然の事ですが、
ココに注意
午後2時半を回ってガスがモヤモヤしているのに前白根山に登る人はいません!
でも、自分の場合は、これから金精峠方面に行かなければならないので、前白根山に登るしかありません。
青矢印方面に行けば、五色沼ですが、自分は、赤矢印の前白根山方面に行きました。
ガスがモヤモヤなので、本当に心細い状況での登山になりました。
前白根山(移動距離累計約7km)
ガスがモヤモヤの中、お花畑があり、ここは天国!?
ガスがモヤモヤでもお花が沢山咲いていると心が和みます。
避難小屋から約900mで前白根山に到着しました。
そこまでの道のりはギャップが激しい訳でもなく、登りやすかったです。
山の側面を移動しながら登って行くという感じですね。
前白根山頂近くなると、細かい石ころの山道にはなりましたが、大きな石ではない分恐怖心は低かったです。
ココがダメ
晴れていれば、ここからの景色も絶景なんでしょうね!
周り真っ白で、なーんにも見えませんでした。
YAMAPのGPSが無いと帰る方向もわからない様な状態でした。
一周回って五色山(移動距離累計約8km)
前白根山から、五色山までの山道も、そんなにきついという感じの場所はなくガスの中をひたすら進みました。
五色山に到着する頃には、午後3時を回っており、誰も人には会いませんでした。
行の時が、1時間40分程かかりましたので、駐車場に到着する頃には、午後5時かーと、心が折れそうになりました。
ミッション終了(移動距離累計約10.2km)
行の道のりで分かっていたので、後は帰るだけです。
ココに注意
行とは違うのが、ガス、小雨・・・疲労、不安
本当に誰にも登山者に会う事もなく、真っ白な世界で自分一人です。時より雨!?と思えるような水滴を感じながら無我夢中で帰路を進みました。
途中、疲れからなのか、酸素濃度が低いのか、気持ち悪くなるような感じに襲われたりしました。
水分と、持っていったエネルギー食で補充しながらも黙々と歩き続けました。
やっぱり、精神的にも体力的にもきつかったのが、金精山でした。
金精峠まで降りてこれた時には、本当にほっとしました。
もちろん、それ以降も危険個所があるので安全第一で下山したことは言うまでもありません。
移動距離と時間の計測結果
スマホアプリYAMAPと腕時計のGPSの結果を載せておきます。
上の下山時間は、16時42分となっていますが、スマホのバッテリーが切れてしまい20分程度後に下山操作しました。
実際の下山時間は、16時30分頃と思われます。
移動距離が、10.4kmという結果ですが、普段低山トレーニングしている感じから考えると、15kmくらいの感じはしました。
次に、腕時計のGPSの結果です。
自分の推測ですが、本当の累計距離は、12.09kmの方が正解のような気がします。
累積ギャップも、上昇高度1,922m、下降高度1,879mというのが正解のような気がします。
もし、自分と同じコースで行かれる場合は、YAMAPよりも、こちらの結果で判断された方が良いかと思います。
いつも低山10kmの時は、3時間半もあれば十分でしたが、
ココがポイント
高山での10kmの場合は、倍の時間が必要
だってことが分かりました。
まとめ
金精峠登山口から登るときに、数ヶ所で下記の様な看板を見かけました。
実際に、どこが亀裂なのか分かりませんでしたが、岩が割れていたり、その割れ目に土が乗っており、ストックが刺さってしまうような場所が何ヶ所もありました。
何も考えずに、距離だけで金精峠登山口から登りましたが、このコースで日光白根山を登る人は、本当に健脚な人じゃないと難しいと思います。週一低山トレーニングしている自分でも、心が折れそうになるような距離とギャップでした。あと、たぶんですが、標高が高いので酸素の問題で疲れやすかったりする負荷もかかっていたのではないかと推測します。
初めて登るコースでしたが、スマホアプリのGPSにて助けられた場所が数ヶ所ありました。
道はあるのですが、段々と細くなっていったのでおかしいと気づいてマップを見たら外れていたという場面がありました。
ココがおすすめ
登山にGPSは必要不可欠です!
それに伴い、モバイルバッテリーの重要性も経験する事になりました。
最後の1kmでバッテリーが切れてしまい、ちょっと焦りました。
今回の日光白根山登山もガスの中、良い経験をさせてもらいました。
でも、次回行くなら
ココがポイント
ロープウエイを使って楽をしたい!
ココがおすすめ
ロープウエイ山頂駅から半時計まわりの、8.8kmコース
がいいですね。
ぜひ、次回、日光白根山に登る機会があったら、10時に出発しても、15時には到着できるというロープウエイコースで行きたいと思います。
YouTube動画を作ってみました!
よかったらチャンネル登録よろしくお願いします!